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教室生徒集客ウェブマーケティングの基礎知識

子どもの能力を伸ばす習い事と出会えるウェブメディア「みらのび」オープン

朝日新聞社から習い事に特化したサイトが始まる。

 

 

2020年11月25日に朝日新聞社から習い事に特化したサイトがリリースされました。リリースによると「子どもの能力を伸ばす習い事と出会える」としています。

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「偏差値」という物差しへのアンチテーゼが出発点

学歴、偏差値といった従来の価値観へのアンチテーゼが原点にあることが伺えるリリースとなっています。公教育が子どもの個性を伸ばすと宣言して随分立ちますが、実際は成績表や内申点などで子どもの学習到達点を図ることはやめません。ひとつのことに打ち込むこと、やり抜くこと、ひとと違う自分らしさを求めること、このような能力を図るものさしはまだ存在しません。

人間は人と比較したい、といろいろな物差しを使います。年収、資産、学歴、身長…。偏差値もその代表的な尺度です。大学入試においても「私立大学理系」というグループにおいて偏差値の順に学校学部を並べる形式はもう何年続いてきたのでしょうか。

不確実な未来が子どもたちを待っています。朝日新聞社は、本当にそれでいいの?って問いています。

▼朝日新聞社のプレスリリース

子どもの能力を伸ばす習い事と出会えるウェブメディア「みらのび」オープン|株式会社朝日新聞社のプレスリリース

 

野心的な未来型スキル、身につけさせたい能力という基準が日本に定着するのか?

朝日新聞社の「みらのび」は、「子どもたちに本当に身につけてほしい力」について考え、「未来型スキル」として定義しています。全部で12項目。未来型スキルで習い事を切ってくという編集方針はかなり野心的にも感じます。習い事とはローカルビジネスが基本です。本当に日本に習い事をスキルで選ぶ時代がやってくるのでしょうか?

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4つの記事カテゴリーで記事を配信

習い事最前線

習い事の教室や学びの現場を取材した記事。いまの小学生や未就学児の保護者が小学生だったのは20年前〜40年前でしょうか。1970年〜1990年生まれの方がいま子育てに奮闘していると思います。例えば44歳の私が小学生時代は、公文式と少年野球とスイミングに通っていました。私が選ばなかった習い事の選択肢はピアノとサッカーと剣道ぐらいです。つまり選択肢は限られていました。しかし2020年11月現在、その時の習い事事情は異なります。

英語、プログラミング、ダンスはもはや主流の習い事です。理科教室、ユーチューブなどどんどん新しい習い事が出てきています。みらのびではそんな習い事のいまを切り取っています。

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習い事Q&A

習い事を始めるとしたら何歳から? 子どもが習い事を辞めたいと言ったらどうする? 習い事にまつわる疑問について、Q&A形式で記事にまとめています。特に習い事は子どもの発達発育段階と密接に関係しています。英語やスイミングなどの「いつから?」という学齢に関する質問は増えるのではないでしょうか?

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学びインタビュー

教育の世界を変革しようと挑戦する人たちを取材した記事です。例えばテレビ番組「情熱大陸」で話題になった探究学舎の宝槻泰伸さんの連載。子どもの夢中をつくるプロは学びをどう捉えているのか、朝日新聞のメディアならではの取材です。

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他にも「カフェスタイル勉強会〜Mama Cafe」を主宰する石田勝紀さんの連載なども注目です。

そしてSNS上で話題なのが、「子どもの好きにさせても大丈夫」 5000件の相談を受けて医師がたどり着いた答え の記事。お話は、地域医療に従事しつつ、不登校や引きこもりなど子育てに悩む親のカウンセリングを続けている4児の父の田中茂樹さん。子育てをすると子どもの成長にあせってピリピリする保護者も多いのではないでしょうか?そんなときに「大丈夫」と言ってもらえると安心しますよね。

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学びインタビュー

子育ての悩みを解決するヒントを、専門家への取材に取材する記事。読者は正しい子育てを探してこのカテゴリに来るのですが、専門家はどのような答えを出しているのでしょうか?

注目は、 頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』などの著書がある教育家・小川大介さんの連載もスタートする。

学びをはぐくむ|みらのび

 

SNSでも情報発信

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まとめー朝日新聞社の新しい学びサイトへの挑戦

いまウエブメディアは群雄割拠の状況です。多くのプレイヤーが参入して途中で諦めて退場しているのが実際のところです。みらのびは今後、どのような成長をしてくのか?サイトとしてSNSやSEOで伸ばすのか?トラディショナルメディアのちからを生かして外部配信などを利用するのか?マネタイズはどうするのか、注目です。